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手順5. モジュールの有効化と保存
ここまでの設定が完了したら、以下のコマンドにより、IPsecモジュールとISAKMPモジュールを有効化する。
enable ipsec
enable isakmp |
この後、セキュリティモードに移行するが、セキュリティモードでは60秒間コマンド入力を行わないとパスワードの入力が求められるようになっている。この60秒という時間は短く、操作中に何度もパスワードを入力する羽目になってしまうので、以下のコマンドによりタイムアウト値を延長しておく方が良い。
上記例では、パスワードのタイムアウト値を10分(600秒)に設定している。
ここまでの設定作業が完了したら、create configとset configコマンドにより設定を保存する。
手順6.セキュリティモードへの切り替え
VPN機能を使用するには、ルータの動作モードをセキュリティモードに切り替える必要がある。
まず、手順1で設定したSecurity Officerレベルのユーザーでログインする。
上記例では、ユーザID「super」でログインしている。
このコマンドを実行すると、パスワード入力待ちの状態になるので、手順1で設定したパスワードを入力する。
次に、以下のコマンドにより、動作モードをセキュリティーモードに切り替える。
enable system security_mode |
手順3.1で設定した鍵作成コマンドを再度実行する。
鍵作成コマンドは、ノーマルモードではルーターの再起動によって消去されるので、セキュリティモードでログインした状態で再度実行する必要がある。この操作により、鍵がフラッシュメモリーに保存される。
create enco key=1 type=general value="aabbccdd" |
VPNの設定は、これで完了。
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