FS926M, GS924M等で、できるだけ少ないコマンド入力でWeb GUI機能を使用するには、以下のコマンドを入力する。
add ip ipaddress=192.168.1.23
enable http server |
但し、上の例では、スイッチのIPアドレスは192.168.1.23, サブネットマスクは255.255.255.0となる。
上記コマンド入力後、PC側アドレスを192.168.1.xxに設定すれば、ブラウザで設定可能となる。
解説
アライドテレシスのスイッチでは、初期状態では管理インタフェースにIPアドレスが設定されておらず、Webサーバ機能も有効になっていないため、せっかくのFS900Mシリーズ,
GS900MシリーズのWeb GUI機能もそのままでは使用できない。
そのため、Web GUI機能を使用するには、まずコンソールケーブルを接続し、コマンドを入力する必要がある。
現場でコンソールケーブルが見あたらない場合を考えると、初期状態でIPアドレスが設定され、Web
GUI機能も有効になっていて欲しいところであるが、アドレスの競合などを考えると、そのような仕様にすることは難しいかもしれない。
現在のスイッチの仕様の中で、速やかにWeb GUI機能を使用するためには、使用するコマンドができるだけ少ないことが望まれる。
Web GUI機能を有効にするには、
(1)管理インタフェースにIPアドレスを設定
(2)HTTPサーバ機能を有効化
この2つの手順が必要である。
管理インタフェースにIPアドレスを設定するには、add ip ipaddressコマンドを使用するが、interface,
mask, gatewayなどいくつかのパラメータがあり、とりあえずIPアドレスだけを設定したいときに、どのような値を入れたらよいか迷うことになる。
実はadd ip ipaddressコマンドでは、ipaddress以外のパラメータは指定不要であり、指定されなかったときは以下のような値が選択される。
・interfdace : vlan defaultが選択される
・mask : IPアドレスのクラス標準マスクが用いられる
初期状態ではVLANはdefaultしか存在しないため、interfaceのデフォルト値がvlan
defaultとなるのは自然である。
maskについては、クラス標準マスクとなるため、例えば設定したIPアドレスが192.168.xx.xxの場合、自動的に255.255.255.0
が選択される。172.xx.xx.xxの場合は、255.255.0.0となるので、PC側が24ビットマスクの場合は、パラメータを設定する必要があ
る。
gwateway等のパラメータは、Web GUI機能を有効化してから設定すればよい。
ここまで設定すれば、あとはenable http serverコマンドを入力するだけで、Web
GUI機能が使用できる。
create config, set configコマンドは使用しなくてよい。(Web GUI機能を有効化してから設定すればよい。)
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