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トップ機器設定方法−GS900M−スパニングツリープロトコルの設定

スパニングツリープロトコルの設定

アライドテレシスのスイッチ、FS926M, GS924M等で、スパニングツリー機能を使用するには、以下のコマンドを入力する。
set switch loopdetection port=all action=linkdown interval=15 blocktimeout=60

enable switch loopdetection port=1-10

上の例では、スイッチのブリッジプライオリティは28672となる。
また、ポート23と24でスパニングツリープロトコルが有効になり、ポートプライオリティ値はそれぞれ208, 176となる。

解説

アライドテレシスのFS900Mシリーズ、GS900Mシリーズでは、ラピッドスパニングツリーが使用できる。
動作モードとしては、RSTP BPDUを使うNORMALモードと、RSTPの設定を使用するがSTP BPDUを使うSTPCOMPATIBLEモードが選択可能である。

まずset stpコマンドにより、スイッチ全体のスパニングツリーパラメーターを設定する。
set stpコマンドには、多数のパラメータがあるが、デフォルト値でも特に問題はない。
但しpriority値はセンタースイッチは優先度を高く(小さいほど優先度が高いので、値は低く)、末端に行くに従って優先度を低く設定しないと、とんでもないスイッチがルートブリッジになってしまうので注意が必要である。
priority値のデフォルトは32768で、4096単位で増減する。(タグVLANとの関係により4096単位となっている) 
4096の倍数でない値を指定した場合は、別の数字に変換されるので、注意が必要。

次にset stp portコマンドにより、ポートのスパニングツリーパラメーターを設定する。
こちらもpriority値以外はデフォルト値で特に問題はない。
priority値は、通常時に使用したい(Forwarding側にしたい)ポートの優先度を高く(小さいほど優先度が高いので、値は低く)、Blocking側にしたいポートの優先度を低く設定する。
priority値のデフォルトは128だが、トランクポートのデフォルト値は64なので注意が必要。また、16単位で増減し、16の倍数でない値を指定した場合は、別の数字に変換されるので要注意。

ここまでの設定が完了したら、enable stp portコマンドにより、スパニングツリーを使用するポートを指定して、有効化する。
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