スイッチ間を複数のケーブルで多重接続して帯域を拡大する手段。
なお1つの方式に対して、CISCOはリンク・アグリゲーションやEtherChannelと呼び、アライドテレシスはポートトランキングと別々の名前で呼んでおり、ややこしくなっている。
さらにCISCOは、タグVLANのことをトランキングと呼んでおり、さらにややこしくなっている。
リンク・アグリゲーションのメリットは
・複数のLANケーブルにトラフィックを分散するので、速度の向上が期待できる
・特定のLANケーブルが断線した場合でも、残りの回線に自動的に迂回することによって通信を継続できるため、耐障害性が高まる
デメリットは
・異なるメーカー同士の接続は保証されていない
・ポート、LANケーブルなどの物理的リソースを消費する
・特定機器間のトラフィックが多い場合は効果が出ない
といったことがあげられる。
デメリットの最後に、特定機器間のトラフィックが多い場合は効果が出ないと述べたが、これはトランク設定されたポートのうち、どこからパケットを出力するか選択する基準として、IPアドレスとMACアドレスを使用しているからである。
すなわち、ポートトランキングでは、特定機器間ではIPアドレスとMACアドレスは変化しないため、いつも同じ物理ポートを通過することになる。トラフィックに応じて負荷分散するわけではないので、どうしても物理ポート間で帯域の使用量にアンバランスが生じてしまう。
具体的な設定方法は
こちら
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